転職エージェントが使えないのはなぜ?エージェント側の事情から逆算した5つの理由と、当たりを引く方法

「転職エージェント、正直使えない」

紹介される求人は希望とズレている。
連絡は遅い。
かと思えば、急に「今週中に応募しましょう」と急かされる。

そう感じているなら、その感覚はたぶん間違っていません。
私も5社のエージェントに登録して、4社は「使えない」側でした。

ただ、使えない理由は「担当がハズレだったから」だけではありません。
エージェントがどうやってお金を稼いでいるかを知ると、なぜそうなるのかが一本の線でつながります。

この記事では、まずエージェント側の事情を説明し、そこから「使えない」理由、そして私が1社だけ「使えた」話まで、順番にお話しします。

この記事の結論

  1. エージェントの売上は「企業からの成功報酬」。あなたが入社して、はじめてお金になる
  2. だから「早く・確実に・高い年収で決まりそうな人」が優先される。使えないと感じるのは、この優先順位やエージェントの得意分野が、自分とズレているから
  3. 使えないなら我慢せず、仕組みが自分に合うエージェントに替える。私は5社中1社で、書類5社全通過・内定2社までいけた
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元・集計担当

運営者プロフィール
データ集計 Excel分析 KPI管理 Tableau SQL TOEIC 800

日系金融大手・国際事業部でKPI管理とデータ集計を4年半担当。「Excelで集計するだけ」だと思っていた経験を言語化し、27歳で外資メーカーの管理部門へ異業種転職。年収500万円→800万円を実現。書類5社全通過・最終内定2社。このサイトでは、同じ境遇の方に向けてリアルな転職戦略をお伝えします。

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目次

そもそも転職エージェントは、どうやって稼いでいるのか

まず大前提です。
転職エージェントは、求職者からお金をもらっていません。

職業紹介の会社が求職者から手数料を取ることは、職業安定法で原則として認められていないからです。
では、誰が払っているのか。
あなたを採用した企業です。

しかも払われるのは、紹介した人が実際に入社したときだけ。
これを「成功報酬型」と呼びます。
報酬の額は、入社する人の年収に一定の割合をかけて決めるのが一般的で、目安は年収の30〜35%前後と言われることが多いです。

さらに多くのエージェントは、紹介した人が短期間で辞めた場合に、報酬の一部を企業に返す「返金規定」を設けています。

この仕組みを、エージェントの行動に置きかえると次のようになります。

仕組み中身エージェントの行動にどう効くか
成功報酬入社してはじめて売上になる面談・応募・面接だけでは1円にもならない
年収連動報酬=年収×一定の割合年収が高い人ほど、1件の売上が大きい
返金規定早期退職で一部を返金入社後すぐ辞めそうな人は避けたい

加えて、担当者(キャリアアドバイザー)個人にも、月や四半期ごとの売上目標が置かれているのが一般的と言われます。

つまり、エージェントにとってお金を払ってくれる「お客さん」は企業側。
求職者は、企業に紹介して入社してもらう相手、という立ち位置です。
ここを押さえておくと、この先の話が全部つながります。

エージェントが「推進したい」のはこんな人

担当者は、同時にたくさんの求職者を抱えています。
時間は限られている。
では、その時間を誰に使うか。

答えはシンプルで、「決まる確率」×「決まったときの売上」が大きく、手間が少ない人です。

同じ「1人の転職」でも、年収が倍なら売上も倍。
かかる手間が同じなら、どちらを優先したくなるかは明らかです。

これを求職者の特徴に置きかえると、こうなります。

見られるポイント推進したい人後回しになりやすい人
転職の時期3か月以内に動ける「いい所があれば」
経歴求人の条件にそのまま当てはまる異業種・異職種への挑戦
年収帯高い(1件の売上が大きい)低い・下がってもいい
希望条件優先順位がはっきりしている全部ほしい/まだ決まっていない
連絡その日のうちに返信がある数日返ってこない
他社の状況選考が進んでいて、共有してくれる何も教えてくれない

大事なのは、これが「人としての評価」ではないということ。
あくまでエージェントのビジネスとして、時間を使う順番の話です。

ただ、この順番は求職者からは見えません。
見えないから、「なぜか冷たい」「なぜか急かされる」と感じるわけです。

だから「使えない」と感じる。5つの理由を仕組みからたどる

ここからが本題です。
よく言われる「使えない」の中身は、ほとんどが上の仕組みから説明できます。

理由1:連絡が遅い・求人が来ない

原因:あなたの優先度が低いと判断されている

時間を使う順番が後ろになれば、連絡はどうしても遅くなります。
「転職時期は未定」「いい所があれば」と伝えた場合は特に、急ぐ理由がエージェント側にありません。

理由2:希望と違う求人ばかり来る

原因:「決まる確率」を上げたい

エージェントが紹介できるのは、自社が企業から預かっている求人だけです。
その中から「あなたの希望」よりも「通りそうな求人」が選ばれやすい。
経歴やキーワードで機械的に検索して、そのまま送ってくるケースもあります。

理由3:とにかく数を受けさせる

原因:確率の低さを「数」で補いたい

1社ずつ丁寧に対策するより、10社、20社と応募したほうが、どこか1社に決まる可能性は上がります。
担当者の手間も少なく済みます。
そのぶん、求職者は落ち続けて疲れていきます。

理由4:内定が出ると急かされる

原因:入社が決まるまで売上ゼロ

内定が出ても、承諾してもらえなければ売上はゼロのまま。
他社のエージェント経由で別の会社に決まれば、それまでの時間はすべて無駄になります。
目標の締め日が近ければ、なおさら「早く決めてほしい」となります。

理由5:企業のことを詳しく知らない

原因:「分業型」という会社の仕組み

大手の総合型エージェントの多くは、企業とやりとりする担当と、求職者とやりとりする担当が分かれています。
これを「分業型」と呼びます。

分業型だと、あなたの担当者は応募先の人事と直接話していないことがあります。
だから求人票以上の情報が出てこない。
書類の添削や面接対策も、その会社向けではなく一般論になりやすいのです。

5つを並べるとわかりますが、理由1〜4は「あなたの優先度」、理由5は「会社の仕組み」の問題です。
どちらも、担当者の性格だけでは説明できません。

逆に言えば、優先度の決まり方や仕組みが自分に合うエージェントを選べば、同じ自分でも扱いが変わるということ。
私がまさにそうでした。

私の場合:5社中4社は使えなかった。でも1社は「使えた」

1回目の転職活動は、書類で落ちた

当時の私は、日系金融の大手で4年半、データ集計を担当していた20代でした。
1回目の転職活動では、ITコンサルとセキュリティの2社を受けて、どちらも書類で落ちています。

今思えば、さっきの表でいう「異業種への挑戦」で、年収も特別高いわけではない。
エージェントから見て、推進しやすい側ではなかったはずです。

エージェント5社に登録した結果

そこでエージェントを5社登録しました。
結果は当たり1社・はずれ2社・大外れ2社。
4社は、この記事で書いてきた「使えない」側でした。

その中で唯一、内定まで運んでくれたのがでした。

1回目は書類すら通らなかったのに、JAC経由では書類5社すべて通過、最終内定2社。
27歳で外資メーカーの管理部門に転職し、年収は約500万円から800万円(ベース)になりました。

なぜ1社だけ「使えた」のか:仕組みが私に合っていた

振り返ると、担当者の当たり外れだけではなく、エージェントの仕組みそのものが私に合っていたのだと思います。

1つめは「両面型」であること。
JACは、1人のコンサルタントが企業と求職者の両方を担当するスタイルです。
理由5の「企業のことを知らない」が、仕組みとして起きにくい。

2つめは「ミドル・ハイクラス」と「外資系」に強いこと。
報酬は年収に連動するので、年収帯の高い求人を扱うエージェントほど、1件の重みが大きくなります。
数をばらまくより、1人をきちんと決めにいくほうに向かいやすい構造です。
そして私の行き先は外資メーカー。得意分野と希望が、ちょうど重なっていました。

タイプの違いを表にすると、こうなります。

比べるポイント分業型(大手の総合型に多い)両面型(JACなど)
企業とのやりとり企業担当が別にいる同じ担当が企業とも話す
求人の情報求人票がベースになりがち採用の背景まで聞きやすい
書類・面接対策一般論になりやすい応募先に合わせやすい
求人の数多い絞られる
向いている人まず幅広く求人を見たい人狙う業界・年収帯が決まっている人

どちらが上という話ではありません。
ただ、私のように「異業種」「外資」「年収を上げたい」がそろっているなら、両面型・特化型のほうが噛み合いました。
おかげで今は、転職して本当によかったと思っています。

書類で落ちた1回目から、5社全通過までに何を変えたのかは私の転職体験談にまとめています。

使えないエージェントを「使える」側に変える4ステップ

仕組みがわかれば、対策もはっきりします。
ポイントは、エージェントが「推進したい人」の条件を、自分から満たしにいくことです。

STEP1:タイプの違うエージェントを2〜3社併用する

同じタイプを何社使っても、同じ理由で「使えない」になりがちです。
求人を広く見られる総合型と、狙う領域に強い両面型・特化型を組み合わせましょう。
年収アップや外資を狙うなら、私が使ったJACリクルートメントのような両面型を1社入れておくと、比較の軸ができます。

STEP2:初回面談で「時期・優先順位・譲れない条件」を先に伝える

「いつまでに動きたいか」「年収・仕事内容・働き方のどれを一番優先するか」「これだけは嫌、という条件」。
この3つを最初に出すだけで、理由1と理由2はかなり減ります。
エージェントから見て、決まる道筋が描ける人になるからです。

STEP3:返信は早く、他社の状況も共有する

返信の早さは、それだけで「この人は本気だ」というサインになります。
他社の選考状況を伝えておけば、急な「今週中に決めて」も起きにくくなります。
隠すより、共有したほうが動いてもらえます。

STEP4:合わないと感じたら、担当変更か利用停止

ここまでやっても希望と違う求人ばかりなら、そのエージェントの得意分野とあなたがズレています。
担当変更を頼むか、そのエージェントは使うのをやめて大丈夫です。
あなたの時間のほうが大事です。

よくある質問

Q. 転職エージェントは、使わないほうがいいですか?

使わない選択肢もあります。
ただ私は、自分で動いた1回目は書類で落ち、エージェント経由の2回目で内定までいけました。
「使えない」のは仕組みとの相性の問題なので、合うところを1社見つける価値はあると思います。

Q. 担当を変えてもらうのは失礼ですか?

失礼ではありません。
問い合わせ窓口から「別の担当の方の意見も聞いてみたい」と伝えれば十分です。
エージェント側にとっても、合わない担当のまま時間を使うのはムダなので、よくある依頼です。

Q. 何社くらい登録すればいいですか?

2〜3社が目安です。
私は5社登録しましたが、多すぎると連絡のやりとりだけで手一杯になりがちです。
数より、タイプの違うところを組み合わせることを優先してください。

Q. 年収が高くないと相手にされませんか?

優先度が下がりやすいのは事実です。
ただ、私も年収約500万円のときに利用して、内定まで運んでもらいました。
大切なのは、今の年収よりも「狙う方向とエージェントの得意分野が合っているか」です。

まとめ:「使えない」の正体は、仕組みとのズレ

転職エージェントは、企業からの成功報酬で成り立っています。
だから「早く・確実に・高い年収で決まりそうな人」が優先され、そこから外れると「使えない」と感じやすくなります。

でもそれは、あなたの価値が低いということではありません。
エージェントの仕組みや得意分野と、あなたの状況がズレているだけです。

私は5社中4社が合いませんでした。
それでも、仕組みが合う1社に出会えたことで、書類5社全通過・内定2社・年収500万→800万までたどり着けました。
「使えない」で止まらず、合う1社を探してみてください。

NEXT STEP

「外資、本気で受けてみるか」と思ったら

ただのExcel集計担当だった私が、27歳で外資メーカーへ転職し、年収500万→800万に。
5社のエージェントを使って、内定まで運んでくれたのは1社だけでした。

すぐに動きたい人

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まずは知りたい人

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